無電解ニッケルテフロンめっきとは

無電解ニッケルテフロンめっき(Ni-PTFE)は無電解ニッケルめっき(別名カニゼンめっき)をマトリックスとし、その皮膜中にテフロンの微粒子を均一に分散、共析させためっき皮膜です。そのため、無電解ニッケルめっきの持つ耐摩耗性、均一性、高寸法精度と、テフロンの持つ滑り性・非粘着性(離型性)の両特性を兼ね備えためっきです。
また会津技研では試作槽のため、試作・単品物などに対応可能です。また、サイズ等は別途相談となります。

無電解ニッケルテフロンめっき

無電解ニッケルテフロンめっき(Ni-PTFE)

ニッケルPTFEの特徴

PTFEはテフロンの特性である自己潤滑性を有しており、摺動時の焼き付き防止やカジリ防止に効果があります。特に無潤滑状態での摺動も条件次第では充分に対応できます。

また、皮膜内部にもテフロン粒子が均一に分散しているので、表層部が磨耗してもめっき皮膜が無くなるまで、安定した摺動性が維持できます。その他に低摩擦、非粘着性(離型性)、撥水性、密着性、高寸法精度、静電防止、消音等の効果があると伴に、めっき皮膜の硬度もHV200~900まで選定できるので、一般のテフロンコーティングより硬く、傷が付きにくいという長所があります。

種類 Aタイプ Bタイプ Sタイプ
ニッケル(Wt%) 83〜86 88〜90 79〜81
リン(Wt%) 7.5〜9 8〜9.5 7〜8
テフロン(Wt%) 20〜25 3〜7 30〜35
硬度(Hv) 通常時 250〜350 400〜500 200〜250
熱処理時 400〜600 750〜900 300〜350
摩擦係数 0.08〜0.1 0.1〜0.12 0.07〜0.08