アルマイト加工処理はアルミニウム専用のめっき加工処理です。白アルマイト加工処理と着色アルマイト加工処理があり、使用目的にあったアルマイト加工処理をご提案いたします。

アルマイト加工処理とは?

陽極酸化処理により、アルミニウムの表面に活性な酸素が発生し、これとアルミニウムが反応して「酸化アルミニウム」となり、次第に成長していくアルミニウム専用の処理です。A1000~7000、アルミ合金などに処理が可能です。アルミ合金に関しましては一部処理できない材料がございますので、事前の打合せが必要です。

アルマイト加工

アルマイトの特性

弊社にて行うアルマイト加工処理は、硫酸法という一般的な手法です。

下記の表にて基本的な特性を掲載します。

 

(1)白アルマイト加工処理

膜厚 6~20µ
アルミ素材の色
使用目的 防錆・寸法精度要求

(2)着色アルマイト加工処理

膜厚 15~30µ
全色可能(要相談)
使用目的 カラーリング
アルマイト加工

アルマイトの特性

通常のめっきの場合には、製品の上に異種金属の膜が重なりめっき層を形成しています。しかし、アルマイト加工処理は、めっき中にアルミ素地自体がめっき浴中に溶解し、酸化された2倍のアルマイト層が析出します。

よって付与しためっき厚の約1/2がアルミ素地に増加することを考慮して、機械加工を仕上る必要があります。

皮膜の熱伝導率

皮膜の熱伝導率は66.98w/h/m/K(0.16cal/cm.sec.deg)程度であり、市販の純アルミニウム材の約1/3と低く、これを利用してピストン、シリンダなどの製品に遮熱用として100µm以上の硬質皮膜を処理することがあります。

(要相談)

皮膜の熱膨張係数

4.5×10‾6/deg

耐食性

酸化アルミニウムは両性金属酸化物で、強酸やアルカリと化学的に反応しますが、中性付近では安定しています。従って陽極酸化皮膜は中性付近では良好な耐食性を示し、アルミニウムを腐食環境から保護します。

ですが、使用される環境によって、その防食効果は異なりますのでその環境における腐食因子を十分考慮に入れ皮膜の種類、皮膜厚さなどを適切に選ぶ必要があります。

腐食の要因

建材など大気中で使用される場合の腐食因子としては次のような項目があげられます。

  1. 気候(気温、湿度、降雨量など)
  2. 地域(工業地帯、海岸地帯、市街地、山岳地など)
  3. 大気の汚れ(工場、車軸などの排気ガス、粉塵)
  4.  施工上の要因(異種金属との接触)

注意点

大気中で使用される場合の腐食因子としては次のような項目があげられます。

  1. 再めっき(めっき剥離後もう一度アルマイト加工処理する)は可能ですが母材の寸法変化が有りますので必要な場合には、一度ご相談ください。
  2. アルミの材料及びめっき厚により仕上りに色が変化します。
    例:①10µと30µでは、色が違います。②ダイカスト加工品では、外観が変わります。
  3. 溶接部などに隙間がございますと良好な「着色」が出来ない場合がございます。