マグネシウム合金へのめっき

マグネシウム合金は実用金属中で最も軽量な材料で、重量は鉄の1/4、チタンの1/3、アルミの2/3です。さらに高強度、振動吸収性、電磁波シールド性、耐くぼみ性などの特性も良い材料として知られていますが、耐食性の乏しさからマグネシウム合金の用途は限定的でした。

会津技研では、独自の前処理技術によりマグネシウム合金に無欠陥でめっきすることが可能となり、マグネシウム合金への量産めっき加工を実現しました。完璧に被覆されためっき皮膜は、マグネシウム合金へ高い耐食性を付与します。またこれにより、塗装では得られなかった金属感の高い高品質な装飾めっき部品を得ることができます。

めっきプロセス

 

めっきプロセス

①マグネシウムが酸化・腐食しないプロセス
②欠陥なく完璧に被覆されためっき皮膜

適用事例

マグネシウム合金めっき 適用事例

マグネシウム合金めっき 適用事例

適用事例:
自動車用部品、機械装置部品、パソコン、携帯電話、カメラ部品、スポーツ用品、音響機器など

材質と品質実績

  • 対応可能材質:AZ31、AZ91、AM50、AM60、LZ141など
  • 耐食性試験実績:CASS試験48時間以上で変色腐食なし

めっきの種類

  • 無電解ニッケルめっき、錫めっき、金めっき
  •  クロムめっき、サテンめっき、黒色ニッケルめっきなど

物性比較表

  マグネシウム アルミニウム チタン CFRP 樹脂
AZ91 ADC12 6Al-4V エポキシ系 ABS
比重 [g/cm3] 1.8 2.7 4.4 1.5 1
融点 [℃] 596 595 1540 150 90
引張強度 [MPa] 240 310 950 2500 35
比強度 133 115 216 1667 34
熱伝導率[W/(m・K)] 72 96 7.5 5 0.2
電気伝導率[%](銅基準) 12 23 1 2
硬度 [HV] 80 59 310 100(※HRH) 90(※HRR)

マグネシウムは軽量、高耐熱、高強度、高熱伝導な材料です。

更に、振動吸収性、電磁波シールド性にも優れるため自動車のステアリングや音響機器、携帯電話などにも使用されています。